紙つぶて 細く永く

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東北2回目の旅 その3

東北2回目の旅 その3となる。

五能線「艫作」(へなし)から弘前へ向かう。

岩木山を中心に円弧を描きながら列車は進む。

中でにぎやかな4人組のおじさん達が同行であった。

共に名古屋の会社で働いていたがリタイヤし毎年のように同窓会を開くとのこと。

車中で和気あいあいと「艫作」から始まり、知っている難読地名を出し合いながらもカメラで岩木山を追いかける。

忙しい人たちであった。

しかし、列車の窓から見える岩木山は印象に残る山であった。青森の人にとっての心根というものかもしれない。

 

 

不老不死温泉から


五能線
  レンタカー
  奥羽線

滞在
時間
艫作
弘前
18
白神山地
秋田
14
新庄
11
山形
7時 22 521
D
8時 2h
41
9時
10時 03
 

レンタカー
往復

昼食

11時
12時  
13時
14時   51 1660
M
15時   2h
16時
17時   35 26
  34 2457
M
18時   3h
10
19時  
20時   44
  48 1454
M
21時   1h
06
54

滞在
時間
艫作
弘前
白神山地
秋田
14
新庄
11
山形
経路データ
区間
km
95.6   150.1
  148.4 61.5
所要
2h41   3h10
  2h35 1h06
時速
km
35.0   47.4
  57.4 55.9
停車
駅数
25   27
  28 18
駅間
km
3.8   5.6
  5.3 3.1
駅間
6'26"   7'02
  5'32" 3'40"

 

途中鯵ヶ沢では「話題の犬」といううたい文句で「わさお」君(の看板)を見た。
おじさん達はここでも看板のわさお君を肴に大いに盛り上がった。f:id:greengreengrass:20150710220626j:plain

青森へ向かうおじさん達と別れ弘前へ弘前駅前でレンタカーを借り白神山地へ向かった。弘前市内を抜ける間に黒板塀の弘前高校前を走った。
後でWebで調べると好きな三浦雅士そして川口淳一郎や三浦雄一郎の出身高校とある。
寺山修二もそうかと思っていたが、今回調べなおすと寺山は青森県弘前市紺屋町生まれそのあと
1951年青森県立青森高等学校進学とある。
あっという間に門前を通り抜けた。
相変わらず岩木山が見下ろす中を、30分ほど走ると「白神山地ビジターセンター」の案内が見えた。
「世界遺産白神山地の玄関、西目屋村に位置し、ブナと生態系との関わりを学ぶ事ができる施設です」
とある。しかし実際はここから白神山地散策の起点「アクアグリーンビレッジANMOM」へはまだ車で30分ほど走らなければならない。
また途中美山湖で津軽ダム建設工事が行われている関係でダンプカー運行に合わせて交通整理が行われていた。
そして「アクアグリーンビレッジANMOM」に車を置き、時間の関係から白神山地の各コースの中で手軽に散策できる「ブナ林散策道」を歩いた。
夏休みとはいえ平日だからか途中散策する人にはほとんど会わなかった。
コースの中では最後の登山道への出口?で一人歩きの女性と出会った。
木々のざわめき、鳥の声がこだまし空間の広がりを感じさせる。
数日前の降雨から散策道はしっとりと濡れていた。途中木道が作られ水を越えてゆく。
ガイドブックに「春・夏・秋を通じて日本海型ブナ林とその林床植物を観察できる」とあるが一般的な杉・松中心の山林でなく広葉樹ブナの快い森林浴であった。

f:id:greengreengrass:20150710220838j:plain白神山地から弘前への帰途も相変わらず岩木山が雲に隠れながらこちらを見ていた。

f:id:greengreengrass:20150710220938j:plain


この段階ではまだ先日の信号機故障による影響で新庄から先がどうなっているかわからない。
とりあえず、東京に近づくこととして上りに乗る。
弘前駅の蕎麦処で遅い昼食をとり、14時51分発の秋田行き1660Mに乗った。
秋田着17時25分。秋田から新庄行き2452Mに乗り換え。
丁度下校の時間に差し掛かり、高校生が大勢乗ってきた。
座席はほぼ埋まり、例によって大きなスポーツバッグを横に置いている。
新庄までにぎやかな一団であった。
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(その4に続く 
東北2回目の旅 その4 - 紙つぶて 細く永く )