紙つぶて 細く永く

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コミュニケーション力

本日の新聞付録の特集はコミュニケーション力だった。

誠実に答える、心情を吐露することは相手に対しての重要なコミュニケーション力の一つだと思っていた。
誠実(そう)に見える、首相の国会答弁を聞いていて悪くは思えない。
ねじれ国会により、野党に対してひたすらお願いをする、という姿勢は何か政策を実現するためのいわば方策と見えた。

東日本震災の復興をする。
原子力発電にたいする基本政策を、倫理的側面をも重視し立案する。
TPPに対する解決策を起案する。
公務員の給与削減・国会議員の定数削減を断固おこなう。
「産業の空洞化」を防ぐために、新しい産業を起こす。
周辺諸国からも信頼され、アジアの核となる新しい日本像を目指す。
やらねばならないことは多くある。
「ひたすらお願い」のあと、きっと力強く前進するに違いない。
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と思っていた。
しかし何もなかった。
政権交代の「成れの果て」というに相応しい人物だった。
舌足らずな口調で、弁舌をする件の人は総理になるべき人ではなかった。
民主党は歴代の総理を眺めても最も品格なき人物を選んでしまったのだろう。

そして誰もいなくなった