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再稼動受け入れの本音

関西電力大飯原発3、4号機の安全性を技術面で検証する福井県原子力安全専門委員会が10日、県庁で開かれた。
政府が示した暫定的な安全基準を妥当と評価し、
3、4号機の安全は確保できているとする内容の報告書案を了承した。
 県専門委は午後3時半から県庁6階で始まる予定だった。
傍聴を求めて市民ら69人が集まったが、用意された一般傍聴席は50席だったため、傍聴希望者らが「立ち見でもいいから、全員傍聴させてくれ」「結論ありきだ」などと大声で抗議した。このため、委員11人は退出し、2階の別室に移動。傍聴を報道陣に限り、審議は約50分遅れで始まった。
-asahi.com-

福井県内の電力も当然不足しているのだろう。
(正確にいうと福井県でも「嶺南地方」は関西電力からの電力供給。それ以外は中部電力からの電力供給。中部電力は供給電力が需要を上回っているが・・
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/electricity_supply/0513_electricity_supply_03_00.pdf

しかし、福井県内での不足電力量は大飯原発での発電量を大きく下回る。
つまり、福井県は他地区への電力供給を行います、
関西電力からの電力供給地区に成り代わり原発再開のリスクを請け負っています。
大義名分はこのようなところであろう。
一方関西広域連合の各府県知事は、「少なくとも今夏限定の稼動」といっている。
つまり供給を受ける側は、「そんなに要りませんよ。数ヶ月だけでいいです」といっている。

福井県知事「いや遠慮しなくていいです。大きく発電しましょう。」
「その代わり、万が一事故がおきたときは近隣府県のみなさん被爆は覚悟してください。
そのリスクを受けるか否かはは(住んでいる地区の首長でなく)私が決定します。
ただし、再稼動にかんする交付税その他は全部わたしところが頂きますので」

金の問題だと考えると理解しやすい。
一銭も出しません、という政策ならば再稼動を受けたのであろうか。
福井県は日本で一番住みやすい地域という報道があったように思うが、
「日本で唯一原発が稼動している県」という名称を県民はどのように感じるのであろうか?
日本で一番危険な県?