紙つぶて 細く永く

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川霧

Photo_11 秋も深くなると毎朝濃い霧が立ち込める。
昼頃までは濃い霧の中である。
しかし朝の10時前後に太陽がほのかに赤く見え始め、気温上昇とともにのやがて霧は消えてゆく。
そんな日に限って燦々と日の照る良い天気になる。ベランダに布団が干される。明るい話し声で小学生が歩く。
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過日近くの高速道路を走っているとふと「雲海」が見えた。高い位置から眺めるので、よく見えたのだろう。
盆地の中を大きな川が走っているので夜間に雲の無い日であると、いわゆる温度を保つ布団が無い状態で、
盆地全体が放射冷却となり冷やされた空気中の湿度が霧となる。
上記は正確にいうと「雲海」ではないのだろう。大きな川から発生した川霧が川に沿って濃く発生したものに違いない。
そんな理科的説明よりも、濃い霧の中から見た太陽は幻想的で、この太陽のもつ温度が濃い霧を晴らす。不思議なものだ。