紙つぶて 細く永く

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原点にたたずみ続けるひと

多分ご自身は心底そう思っているのだろうが、しかしそう思っている人はほんの少数しかいない。
なにかというと、その人のレベルに合わせて、かみ砕いていうと、
「私が最初に教えられたときには頂点が3つある図形が四角形と教えられた。
その図形を見て他の誰もがこれは三角形と指摘するが、いや違うこれは四角形だ」
と心底思いこんでいる。
こんな人が世の中にはいるのだ。
そしてたちの悪いことに、教えられたのはそうなんだから私は悪くない、教えた人が悪いと、他人にいちゃもんをつける
智慧のある人というものは日々試行錯誤する、また少しでも向上心のあるひとは知性をたくましくしようと勉強する。
偉大な祖父の下、その思想を教えられかれはその出発点から進化することがなかった。また若くして死んだ父を尊敬はするが、反面教師としてその行き詰まりを挽回しようと一層祖父帰りを演出した。

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国外への留学は自らの間口を広げると期待する向きも多かったが、今にして思うと単なる逃避行だった。しかし外国を経験したという、メッキはついたと思える。
 祖父と同じく権力者となったが、最高指導者に上り詰めた時は取り巻きに人材が少なかった。ニ、三人を粛清し、とっかえひっかえ挿げ替えたがあやうく自身も挿げ替えられそうにもなった。
国民の暮らし向きも一応心配ではあるが、周辺や遠くに、かなりぶんぶんと気になる国家が存在し、ここは生活よりも力強い軍事に頼らざるを得ない。
 申し訳ないが国に治める税は、旧宗主国からの購入する偉大な盾に使わしてもらう。でもまあここはニ三発鳴らしておけば少しは引き下がると思うよ。
なに、あの報道責任者が辞めたいと・・、あの言説が国の内外に少なからぬ威力を発揮してくれたのになあ。
 まあ祖父も最後は孤独だった、偉大な権力者というものは孤独に耐えうることがその条件だと祖父に教えられた。だからなりふり構わず孤独への崇高な道を歩み続けるぞ。

北東アジア某国における権力者のつぶやきより。

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」