紙つぶて 細く永く

2014年6月以前の記事は旧Blog(OCN)からinportしたものそのままです。鋭意改善中です。<(_ _)>

民のかまどの煙は消えかかっている

今日の北朝鮮ミサイルが再び襟裳岬上空をピンポイントで通過したと考えた場合の軌道

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アメリカ領土ハワイへの到達軌道

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アメリカ本土ロサンゼルスへの到達軌道

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いずれも大圏軌道を描いている。
訂正(前回にGoogleEartth上で襟裳岬上空通過軌道の延長上はハワイから南米大陸マゼラン海峡当たりを指すと引いたが、少し間違っていた。これは大圏コースとは少しずれているようだ)

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平壌から襟裳岬の大圏コース軌道

改めてGoogleMapで襟裳岬を通過する大圏コースをずっと延長するとチリに到達した

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ICBMはそれほど命中精度(CEP)が良くないものといわれる。命中精度を高めるためにINSやアストロトラッカー(天測航法装置)による誘導がほとんどとなる。

Wikipediaより INSは加速度計で検出する加速度を積分することで速度を、速度を積分することで距離を求める一方、ジャイロで方角を検知し、移動距離と方角のベクトルを細分点ごとに合成してゆくことにより、起点からの移動距離を算出する。
 また天測航法装置は目に見える天体(太陽、月、惑星、恒星)と水平線(視地平)の角度(仰角、天測航法では「高度角」と呼ぶ)を計測し起点からの移動距離を算出するするのが基本

この命中精度を高めることは、誘導装置に高度な技術が必要で高価となり、開発国の技術レベルが国家の戦略にも影響を与える。
冷戦時代にアメリカとソ連が競い合った結果、米ソ(ロシア)の保有するICBMは1万キロを超える射程であるにもかかわらず、CEP=半数が必中するエリアは100-200メートルである。

ピストルの弾よりは精度がよさそうだが、そんなに命中精度に信頼を寄せるほどのものとも思えない。今回の飛行時間は19分ほどであるが、発射されてから目に見える天体(いつも朝に打ち上げられるので視認しやすい太陽なのでは)を捉えて水平線との角度から移動距離を計算、ジャイロで角度を計算し、それを基にエンジンを調節する。
以上を踏まえると北朝鮮が正確に以前と同じく「襟裳岬」上空をピンポイントで通過させたとするとその技術向上も捨てたものではないという気がするが、到達距離が2700kmと3700km。3700kmに意味があるのかないのか・・
天測航法装置他による移動距離計算のミスあるいは単に距離を伸ばす事だけだったかもしれない。

f:id:greengreengrass:20170915095043p:plain平壌から3700km同心円

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平壌から2700km同心円
図はいずれもgoogle下記で作成

Googleマップで大圏航路を表示する


このおぼっちゃまにも困ったもんだ。もっと他にやるべきことがあるだろうに。

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