紙つぶて 細く永く

2014年6月以前の記事は旧Blog(OCN)からinportしたものそのままです。鋭意改善中です。<(_ _)>

国民とミサイル

地理的に半島の付け根のような、いわばねじれた陸地には地下資源が収束され豊富になる。
その結果朝鮮半島では「北の鉱工業、南の農業」という言葉がかつてあったほど、朝鮮半島北部では金などをはじめ様々な鉱物が採掘されてきた。大韓商工会議所が2007年に出した報告書によれば、北朝鮮ではマグネサイト、タングステンモリブデン黒鉛蛍石など7種類の鉱物の埋蔵量が世界トップ10に入る。同年までに把握されている北朝鮮の鉱山は約760か所であり、そのうち30%が炭鉱である。同国の地下資源は200種類以上に達し、経済的価値を有する鉱物だけでも140種類を超えると見られる。
 これは資源として圧倒的に有利な国家的基礎数字となる。
また朝鮮半島における北と南の人口比を見てみると、北朝鮮が2478万人、一方韓国は5102万人
そしてこの環境経済条件により築き上げられたGNIは、北朝鮮33兆4千億ウォン(3兆3千億円)韓国1565兆8千億ウォン(151兆6千億円) 
比率を見れば北朝鮮は韓国の2.18%となる。一人当たりGNIでみると北朝鮮は13万9千円 一方韓国は309万4千円
(日本556兆8千億円 一人当たり402万円)

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このなかでミサイルを飛ばし、核を開発しているのである。

韓国紙東亜日報の記事によると、2004年10月、北朝鮮最高人民会議の第11期3回会議で公表された北朝鮮の05年度予算は、北朝鮮ウォンで3885億ウォン。これを北朝鮮の公式為替相場(1ドル=150ウォン)ではなく、実際の市場の為替相場(1ドル=3000ウォン)で計算すれば、1億2950万ドル程度だ。
また今回のミサイル発射に使用した金額は600億ウォン(約636億円)で、1年間の予算の半分に迫る巨額になる。
一方2000年の南北首脳会談以来6年間に南北協力基金で韓国が北朝鮮を支援した総額は3兆2333億7900万ウォン。

 これを北朝鮮の市場為替レートで換算すれば、昨年の北朝鮮予算を基準にして26年分を上回る。

発射費用は600億ウォン…6年間の対北支援金は3兆ウォン : 東亜日報

これが事実とすると、韓国は自国の支援した資金を元に自国の首を絞めるということにもなる。

また上記のような統計から何が導かれるか。
資源の豊かさを生かし切れていない他国からの援助に頼る国家経済運営の姿が浮かび上がる。そしてこれは何をおいても指導者の無能力が原因。

 もはや建国の理想は雲散霧消してしまった。これも偏に頑なな、民の力を信じない相続主義によるものだ。


 黒いベールにつつまれた市民生活を考慮しなくとも太平洋戦争後にスタートした南北両国の思惑は今後ますます乖離する方向なのだろうか。それとも両国は今後どのように統一されるのだろうか。
 社会主義国家としての統制下でかろうじて体裁を保っているに過ぎなくて、そのつくられた笑顔の裏には開かれた自由の国ではとうてい思いつかない、指導者選びに失敗した深い悲しみがある。

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」