紙つぶて 細く永く

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めぐり逢い

先日の京都一周トレイルに続き、何度目かの愛宕山
今回は、保津峡から清滝川沿いに清滝、そして清滝から愛宕山を目指した。
しかし時期は丁度梅雨末期、猛烈な湿気の中で体力を消耗した。

保津峡からの清滝川沿いは早朝ということもありいくぶん爽やかな感じもしたが、清滝についたところ愛宕山に黒い雲がかかっていた。そのためしばらく様子見で休憩。その間に鳥の声を録音とICレコーダーをオンにし脇においた。


soundcloud.com

しかしこれが思った以上に川の音が大きかった。鳥の声が小さくかすんでいる。いつも録音するときは手に掲げ狙いの方向を意識し録音するが、歩く時やこんな時にも外付けマイクがあればらくだ。
黒い雲は思ったほど変化なしなので、登り始めた。湿度70%程度でそれこそすぐにシャツもぐっしょりとなる汗。登り始めて30分ほどで最初の休憩。ここまでで大変疲労感が増す。やはり高湿気だからかと自身を納得させる。
その後も休憩を十分に取りながら、何人かに抜かれ、あるいは何人かを追い越し、やっと水尾別れに到着。
 小屋の中に「痛い痛い」といいながら女性が一人いた。「大丈夫ですか?」と声をかけると、大丈夫とのこと。
 「どちらから」と訊き返されたので、「保津峡から清滝川沿いに清滝まで、清滝から表参道を登ってきました」と。(下図でいうとA,B,Dとなる)
彼女はこの道(京都一周トレイルの一部)を歩いたことがなかったようで、今日清滝に下りて余力があれば保津峡まで歩きますとのこと。そして、「愛宕神社で待っています」との言葉を残して上に上がられた。
私はもう疲れ切っていたので、このまま水尾別れから水尾へ下りようと考えていたのだがこの一言でつい神社まで歩いた。

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出典:国土地理院ウェブサイト (http://geolib.gsi.go.jp/node/2537)より加工

彼女は上図AからFそしてD付近で私を追い越しE愛宕神社、帰りはBからA保津峡へ回るという。このFを通るルートは「ツツジ尾根」というらしい。まだ未踏破。
私はAからCそしてD、Eを経てBに下り、清滝から京都バス-市バスと乗り継ぎ三条の珉珉が、いつものコースだ。次はぜひツツジ尾根から登ってみよう。
 つらつら山道を下りながら考えた。最近は女性の一人登山が目に付く。この日も下りに一人うら若き一人が下りて行った。つられて私も速足で下りた。
 そして水尾別れで、自治会バスの時刻表がありそれを見ていると、こちらは若い男性二人が時刻を確認した後水尾へ下山していった。時間を確認するとバスの出発まで20分。通常なら水尾まで40分のコースでこれは無理だ、と思いながらも私も水尾へ転がるように下山、水尾手前で20分が経過した。バス停近くで件の男性2名とも出会った。やはり無理だったのだ。


途中「キビタキ」?の鳴き声が録れた。