北信越や北海道はもちろん雪が多いところと思うのだが、調べれば、只見線沿線は日本有数の豪雪地帯でもあった。
今年4月13日午前4時の(なんとリアルタイムな数値を気象庁はupしているのだなあ)累積降雪量は
桧枝岐が第二位1338cm、
只見町が第三位1200cmである。(一位は青森県酸ヶ湯1396cm)
気象庁|最新の気象データ
気象庁|最新の気象データ (気象庁のURL移動しました)
福島県内の豪雪地帯(青い色が濃くなるほど多い)
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当日もまだ雪は降っていた。その中を高校生が元気に通っていた。
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只見線だけでなく、日本の鉄道というものは雪とのたたかいなのである。
国土交通省の資料に「JR旅客会社の基準単価・基準コスト等について」という資料がある。 http://www.mlit.go.jp/common/001098962.pdf
これに「雪量」という項目がある。
x2=雪量
JR各会社別での資料しかないが、JR北海道は数値「8346」そしてJR東日本が「1809」とつづきJR四国は「0」である。
雪の多いエリアを走るJR北海道は8346という雪量であり、雪の降らないJR四国は0なのである。この雪量がまさしく線路保守コストに反映する。JR北海道は大量の雪を相手に線路を保守する。
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バスからは雪が積もり今は眠っている鉄橋が見えた
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代行バスは時間通り15時22分「会津川口」に到着。ここから15時27分発530Dに乗る。ということはここでも5分しかない。かろうじて売店でクッキーを売っていいたのでクッキーが昼食となった。
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只見線は速度が遅い。なんでも表定速度は30km以下だそうだ。こんな速度。
偶然撮っていた第三橋梁からの一枚
今からおもえばこの辺りが只見川第一橋梁だった。
しかし下調べをしていない悲しさか、のんびり水面を撮っていた。
昔学校の社会科目で「日本のTVA(テネシー川流域開発)」と習ったのは只見川だった。尾瀬沼を源として豪雪地の豊かな水量と、渓谷に恵まれ水力発電ダムが多くつくられた。
主河川である「阿賀野川」を含めダムも多い。
水平に「天使のはしご」が現れ、鳥が二羽かけ上っていった。
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