紙つぶて 細く永く

2014年6月以前の記事は元のBlog(OCN)からinportしたものそのままです。鋭意改善中です。<(_ _)>

日本の鉄道はこのままでいいのだろうか 1

(2017年4月旧シリーズ名「鉄道運賃はこのままでいいのだろうか」をタイトル変更しました)

「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」という標語があったが、各地で新幹線なるものができ旧来からあったJR各線のネットワークがズタズタになってきている。
 新幹線ができると並行して走る在来線の採算を取ることが難しいという理由で、JRは在来線の経営から撤退する意思を表す。そして営利を目的とした民間企業では受けてがないような採算困難な路線でも、生活に密着した在来線などの理由でやむなく地元自治体が設立した、官=自治体でもない民間でもないつまり第三者の組織が経営を任される。実際は多くが自治体の出資であり、これに民間企業や企業団体からの出資がわずかに付随する。これが第三セクターと呼ばれる組織だ。

昨年2015年3月に長野新幹線が延長され北陸新幹線として金沢に達した。その結果信越本線長野-妙高高原第三セクターしなの鉄道となり、北陸本線妙高高原から直江津-市振はえちごトキめき鉄道北陸本線市振-倶利伽羅はあいの風とやま鉄道、北陸本線倶利伽羅-金沢はIRいしかわ鉄道となった。

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北陸新幹線開業で「さらば?青春18きっぷ。」~北陸信越第三セクター物語 - Yahoo!地図ブログ

ところが青春18きっぷをつかって第三セクター路線を乗車する場合、金沢から津幡を経由し七尾線に乗車の場合金沢津幡間、そして富山からは高岡経由氷見線城端線に乗車の場合富山高岡間は通過のみ認められている。つまり青春18きっぷでは金沢から直江津まで、長野から直江津までは通過できないということになる。大糸線糸魚川へでても右にも左へも行けない。戻るしかないのである。

さらに北海道新幹線では江差線函館-木古内第三セクター道南いさりび鉄道となり木古内-江差間42kmは廃線され、津軽海峡線は新幹線専用になった。
青函トンネル大特集!|気まま紀行|風のおひるね

注)この「風のおひるね」は凄いサイト圧倒的な充実感に魅了されしばらく滞在

この区間では青春18きっぷ利用に特例が設けられて奧津軽いまべつ、木古内の相互発着に限り、「青春18きっぷ」+オプション券で新幹線を利用できることになった。旧来からこの区間は特急白鳥が利用できた。

富山の地方鉄道では買物にゆく主婦や高校生がICカードを使って気軽に乗降していた。 鉄道 – 市内電車 – 時刻運賃 | 富山地方鉄道株式会社

また、京都市バスでも2年前にICカード対応の料金機が設置された。このような技術が広まり各路線乗降データの一元ネットワーク化ができれば乗った経路が細かく把握でき運賃プール一元化で乗降した経路ごとに運賃割振りが可能になる。しかしそのためにはICカード対応の自動改札機を設置しなければならないので経費はかかる。だが一方改札等にかかる人員が削減できかつ切符印刷発行数量が減る。
 仮に全国公共交通機関にICカード対応の自動改札機が設置されたとしたら

1)利用者が事前にICカードへ入金:チャージ
2)チャージされた金額は各地サブセンターに記録
3)利用者が各地の公共交通機関を利用ICカード対応の自動改札機を通過
4)ICカード対応の自動改札機で料金計算し各地域のサブセンターに集計
5)サブセンターでの収支をセンターへ
6)センターで各公共交通機関単位での利用に応じて支払い精算

なんて具合にシステムが組めるのではないか。

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現在JR東日本エリアでは前回の消費税値上げ(5%から8%)に応じて生じた10円未満の端数をICカード利用の場合にかぎり、1円単位で収受している。現金支払いの場合は10円単位にまとめている。

二つの運賃について|消費税率引上げに伴う運賃・料金改定およびきっぷのルール変更:JR東日本
こんなことも可能となり大いにICカードの利便性が増す。
 ICカードのプリペイド機能はいわば料金の先払いであり、各路線交通事業者にとっても魅力のあるシステムである。不正乗車が無く確実に料金回収ができる。
 同一行動都市圏では圏内のどの交通機関にも一枚のICカードで乗車できる。もちろん時間をおかない乗車については乗り換えるたびの初乗り運賃も不要とする。それこそが「公共交通機関」という名にふさわしいのりものだ。
 青春18きっぷでそれこそ自由にJR路線を乗りこなす味わいを知った。しかし今の紙切符では、同一組織の中で料金を割り振るのはまだしも経理的に異なる組織でとなると上述したように割り振りは難しいものとなる。
交通は自由にという願いが未来にも続くようにICカードシステムが広がるといいのだが。


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