紙つぶて 細く永く

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変わらないことの意味

先日、『沖縄への短い帰還』という本を那覇の出版社から出したのを機に沖縄に帰った。 ぼくはかつて十年に亘(わた)って沖縄に住んだが、それも今は昔、その後はいつ行っても短い帰還でしかない。

池澤夏樹氏の文章はこう始まる。そこで私は考えた。彼は住居を変えたのかそれともいわば帰省をしたのか・・。
彼は、1945年、北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。30代の3年をギリシャで、4-50代の10年を沖縄で、60代の5年をフランスで過ごして、今は札幌在住、という経歴。 
 若干ながらわたしも移転歴が6回ある。その経歴からいうと「帰った」はそれこそ居住地を移したと思える。どうなのだろうか・・
沖縄を愛する気持ちは充分伝わってくるし、その意見に異論などあるはずがない。しかし、何か釈然としない。本当に移り住んだのか・・。
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丁度読んでいたブログタイトルが、
「変わらないことの意味」
だったのでなおさらのこと引っかかった。
また氏の文章で最後の不思議な一文下記がなお闇に染まる。

 ぼくは本土に住むあなたを敢(あ)えて挑発しているのだ。

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」