紙つぶて 細く永く

2014年6月以前の記事は元のBlog(OCN)からinportしたものそのままです。鋭意改善中です。<(_ _)>

ブレーキのない鉄道を走らせろといってるの?

3月9日高浜原発3,4号機の運転停止判決を勝ち取った井戸謙一弁護士は裁判官卒業で弁護士になった。その裁判官当時に志賀原子力発電所2号原子炉運転差止請求事件を担当その判決を書いた。その志賀原子力発電所差し止め判決は主要な理由として、裁判所は、耐震設計の不十分性を指摘している。1、直下地震の想定が小さすぎること、2、考慮するべき断層による地震を考慮しなかったこと、3、耐震設計の際、地震動の想定に使われている「大崎の方法」に妥当性がないこと、と述べている。井戸謙一弁護士は小説「法服の王国」の中で日本海原発停止判決をだした「村木健吾」裁判官のモデルではないかと言われている。(注)井戸謙一 - Wikipedia
*(注)もっとも作者黒木 亮は「村木健吾」のモデルは「竹中省吾」裁判官といっている。
いわば裁判官時代に培った原発に対する知識が根底にあり、その確かな知識によって弁護士として問題を提起し判決を勝ち取った。
上記の小説「法服の王国」では良心に基づいた判決などどこ吹く風のごとき司法界の様子が描かれている。そしてその中にあってもいわば身を賭して正しい判決を下す裁判官がいることを知った。ちなみに著者のいうモデル竹中省吾裁判官は国の方針に反した判決を躊躇しながら意を決して下し、その数日後身を絶った。国の施策に反する判決はそれこそ命がけなのかもしれない。

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さてそこで今回の3月9日高浜原発3,4号機の運転停止判決である。国民の多数が原発は危険だ、やめたほうがいい、と感じているその世論に則ったいわば正義である。その判決を今回被告らが地位を利用して批判した。関西経済連合会森詳介会長(関電会長)や角和夫副会長(阪急電鉄会長)らである。何を息巻いているのかわからないが一地裁の裁判官が不当な判決を出すなといっているらしい。思い違いも甚だしいが、彼らはすべての原発訴訟を地方裁判所でなくいわば(権力側の意を汲んでくれる)最高裁で一括で受けよなんて馬鹿を承知で言っているのかな。
 そのような彼にかってのご自身の座右の銘を謹んで記載する。
私はある人物を評価するとき、その人物の上司による評価と部下による評価が食い違ったら、部下による評価を採用すると宣言しています。上から人を評価する立場に立つと、なかなか謙虚になれないものです。しかし、人が人を評価するとき、100%正しい評価はあり得ません
角和夫、すみ・かずお。日本の経営者。阪急阪神ホールディングス社長。兵庫県宝塚市出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、阪急電鉄に入社。流通本部流通統括室長、鉄道本部鉄道計画室長、鉄道事業本部鉄道計画室長、取締役(鉄道事業本部長)、鉄道事業本部長兼統括本部長、常務取締役、常務取締役(都市交通事業本部・統括本部担当)などを経て社長に就任。そのほか、関西テレビ代表取締役東宝取締役、宝塚音楽学校理事長なども務めた。社長業のかたわら作詞・作曲も手がけ「岸一眞」名義で宝塚歌劇団に楽曲提供した。

なんともはや阪急電鉄は二枚舌の経営者を育て上げたものだ。

 

 

REMEMBER3.11

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