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火星の人 映画「オデッセイ」

原作火星の人をよんでから、映画「オデッセイ」を観に行った。アメリカ人は「ハッピーエンド」を好むと聞いていたがなにもここまで尾ひれをつけることは不要なのでは。

その原作にない尾ひれ1、

まず無事帰還したワトニーがNASAで後輩の宇宙飛行士に講義する、

その2

ワトニー救助に協力した中国の科学者が次期の打ち上げに招待され米中一致団結を誇示する。原作にないおせっかいが過ぎるのでは。
逆に原作で需要だと思う途中火星の砂嵐に出会う場面、この部分はカットされていた。太陽光発電の効力を低下させる砂嵐を避けるために右左どちらに向かうか思慮の末に選択をする。

間違えば電力は得られない。帰還確率は50%という象徴だったのだ。

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音楽ではノリのいいABBAが使われていたが、デビットボーイもあったそうだ。

ワトニーではないが全体の選曲はいまいちだった。(映画の中で同僚の持参した楽曲をけなすセリフがある)
ソル9からソル500(火星の一日をソルとよんだ)と主演ワトニー役のマットデーモンは体重をかなり落として演じ、この作品にかける熱意がひしひしと伝わる。

役者として体を酷使するのだなと感心し、つらいだろうと同情もする。

彼は変わった経歴で、「グッド・ウィル・ハンティング」の脚本を書きアカデミー脚本賞を受賞しているが主演男優賞は取れなかった。

アカデミー賞に関する本によると、ハリソンフォードはスターウォーズやインディージョンズのテクニカルな映画技術に圧倒され、そのテクニカルな面に目が注がれることで、オスカーに手が届かなかったとあった。

そして刑事ジョンブックで唯一のノミネート。

映画館のWeb予約画面ではいつもと変わらない空き状況だったが、実際行ってみると館内は予想以上に満席だった。

シネマコンプレックスになってから満席の映画は初めての経験。
「想定外の夾雑物の一切ない」(つまりエイリアンなどはでてこない)このようなSFがいい。

再読を始めた。

REMEMBER3.11

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