紙つぶて 細く永く

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そして未来 おまけの2(くどくてすみません)

やはり気になるのでもう一文

くどいようですが、安倍政権によるクーデターだ、という認識を広く共有しましょう #715クーデタ-

この総理の思考構造に大いに疑問が湧くのであるが、かってのヒトラーでもそうであったようにその思考に少なくとも賛意を示す立場の人間(A)がある程度存在するということも、私の肌には合わないが、納得するべきだろう。
(補足 以下 共同通信で配信されたコメント (内田樹の研究室) より

 「逆説的なことだが、戦勝国が「押しつけた」憲法九条を空洞化し、「戦争ができる国」になるためには戦勝国の許可が要るのだ。そして、そのための必須条件は「米国と交わした約束を履行するためには自国民を裏切ることさえ厭わない人物である」という評価を得ることだった。

 安倍首相はその誓言を誠実に履行した。そして、彼はかつて韓国の李承晩、ベトナムのゴ・ディン・ジエム、インドネシアのスハルト、フィリピンのマルコスを迎えた「開発独裁の殿堂」入りを本日果したのである」
blog主:ヒトラーのみではなかった李承晩でもあったのだ・・・)

憲法は国家の安全を守るためにあるのであり、憲法があるから国家の安全が守られるのではない(すなわち国家の安全を憲法よりも重視せよ)、という論も聞く。たとえば中東に駐在経験があるという立命館大学客員教授の「法的安定性と国家の安定は共に大切だが、後者がより重要だ」と断定するところなどはまさにAであり、この論はわれわれが今まさに危惧している批判、すなわち権力者の思惑にかなわない法的安定性は無視されるという批判に風前の灯としか写らない。この客員教授にはその気はないだろうが1931年から現在までの歴史を中学生程度から今一度学習し直してもらいたい。
 また本日、中国の中華思想台頭についての論が紹介されている。今日の中国について、かっての中華思想の再来であると批判的に述べている。(なぜ保守論者はその至った結論に推敲を加えないのであろうか・・このことはA´である) 中華思想は言葉こそ「中華」であるが歴史的に覇権帝国となった強国が当然ながら抱く政治的あるいは文化的思想で、往年のスペインしかりポルトガルしかりイギリスしかりロシアしかりドイツしかりアメリカ合州国しかり、また文化的にはフランスしかりそして中国しかりである。
それぞれの強国が中華=自国こそ花の中心にいるとの思想なのである。中心にいるという思想そのものが問題というよりもその影響がどのような形で「朝貢」国に及ぶかを問わなければ善悪の判断ができないということになる。(たとえば空海の例もある)

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ゴールはどこかという点について。丁度ラグビーワールドカップで桜ジャージが歴史にのこる大金星を挙げた。もちろん戦前には期待もしていなかったし、ゲームを見ようともしなかったことを悔やんでいる。まして知将エディ・ジョーンズがワールドカップを最後にヘッドコーチを辞任することが報じられ力が抜けたという思いであった。
まさに強大な南アフリカを相手にいかにして勝利を挙げるかの戦略を緻密に練り上げたことと、対戦にあたりホイッスルが吹かれるとベンチからは指示が出せないというラグビー独特のルールの中で「最後のPGで蹴らないことを選択したリーチの勇気」が勝利の要因であろう。
ちなんで戦略を考えよう。ゴールは次の2018年までにある総選挙だ。強大な敵陣=ジミントー・おまけの公明党を相手にゴール時点で勝利をあげる戦略を考えるべき。まず公明党の内部分裂にも助けられ公明党の伸びしろはない。そうなるとライバル共産党が得票を伸ばす。ジミントーの大量当選者の中でしっかりした地盤や基盤のない陣笠議員の大半は当落の線上にあり、少し浮動票が動けば落選は必至である。野党では再編は必至であるが、そう遅くない時期に、裁判という分野から「安保(戦争)法は違憲」という訴訟が起こり公判という時点で絶えず賛成議員についての投票経歴を思い起こすことになる。勝馬に乗ろうとする議員候補は「橋下二枚舌維新の党」への引力を断ち切って野党再編に進むこととなる。
このような筋書きで次回総選挙は新再編政党某まるまる党の圧勝に終わる。

しかしはたしてこのような将来は子や孫に誇って残せる未来なのであろうか。
小選挙区の弊害ともいわれる30%の得票で7割の議席を得るような振り子で、日本の政治は振り回され、人口減少からくるGDP減少すなわち国力といわれるものは政策無力の影響もありますます弱くなってゆく。日本の将来はいずれにしても明るいものではなさそうである。GDP減少で測られるような国力はどのような施策をとっても当然減少するであろうし国民の幸福度の物差しとして一面を指すのみである。いわば衰退局面にある国家は、その繁栄の時にいかに住み続けるための資産を築き上げたかということにかかっているのだろう。一例を上げればかって海上帝国と呼ばれたオランダまたアメリカ以前の帝国であったイギリスの現況が参考になる。歴史は繰り返すで栄枯盛衰は避けられない。その時を遅らせる一方法としては現日本にはない積極的な移民の受け入れ(アメリカ合州国・ドイツ)という政策があるのかもしれない。

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