紙つぶて 細く永く

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そして未来2

昨日から隣家で新築工事が始まった。コンプレッサーの「ブーン、ブン」とう震動の中でキーボードを叩いている。昨日午後はその工事・震動を逃げ出して、映画「わたしに会うまでの1600キロ」を観にいった。原作はシェリルストレイドの自伝的小説らしい。本人もパシフィック・クレスト・トレイル(PCT)を歩いたとのこと。アカデミー賞には主演女優賞(リースウィザースプーン)と助演女優賞(ローラダーン)でノミネートされた。映画は多く今と過去を回想するシーンで構成されているのだが複層が多く私の脳は時系列を負うことに精いっぱいであった。またキャストについても少し注意があればより理解しやすいものになったのではないか・・。
まず回想シーンにでてくる元夫ポール=トーマス・サドスキーと、PCTの途中で出会うジョナサン=ミキール・ハースマンの横顔はそっくりで元夫がPCTに現れたのかと勘違いをした。そして究極は母ボビー=ローラ・ダーンと娘シェリルストレイド=リース・ウィザースプーンこちら人相が異なり過ぎで、車の運転席と助手席に並ぶシーンもあるが、あの二人あの顔は一見して親子とは考えられない。
ローラ・ダーンは映画「パーフェクトワールド」の心理学者役が印象的。
砂漠をも含むPCT風景から選定されたのかS&G「コンドルは飛んでゆく」はよかった。

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危惧している中で昨日安保法案が採決された。
全国で盛り上がる反対の喧騒の中Webで以下のような声が聞こえる。「避難されるべきは「反対」と叫ぶだけできちんとした対案をださない無責任な野党議院」(誤字そのまま)。漫才の松本氏も同じようなことを発言しているが、彼らは権力者と非権力者の区別をわきまえていない。権力者=政府首脳の施策に批判を加えるのはいわば国会の機能の一つであり、施策を立案実施するのは権力者なのである。未来にとって良き政策を考えだすために、われわれはあのような官僚機能を政府中枢に持たせているのであり、もちろんこの日本随一のシンクタンクは第一義的に政権のためにこそあれ野党のためにあるのではない。ベストの政策をだす義務は権力者にあるのであり、野党にあるのではない。ましてや代議制のもと議員ではなく市民が対案を出すべきものでもない。代議制のもと議員が一部議員のように未成年との男色にふける、理解する能力が欠けたまま陣笠的に戦争法案に賛成し等見識がなくかつ職分を果たせないと判断した場合は、次回選挙でその仕事ぶりを考慮し否定的に投票するべきなのである。小林先生も述べているが現政権自民党のように3割の得票数で7割の議席をとれるのであるから、次回は逆に投票者の3割の集約ができれば逆転も可能で次期政権に廃案を期待できることにますます可能性が増えてきたということではないか。

私は以前、投票で日本の未来を改善するよりは個人の行いにより周囲を変え社会を変え未来を変えることに意義を見出していた。その考えは根本的に変わらないが、次回投票があるならば「投票価値の平等を求める」ではなく誰かの名前を記入してみようと思う。

そして未来 おまけの2(くどくてすみません) - 紙つぶて 細く永く

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REMEMBER3.11