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18きっぷ「青函トンネル特例」なくなる

 最初は安いからという理由で乗り始めた。何しろ東京まで新幹線だと一万四千円かかるところを、青春18きっぷでは2300円(当時:現在は2370円)で行けるのである。時間さえいとわなければ格段に安くなる。自宅をでてから各駅停車を乗り継ぐこと8回。約8時間ほどかかる。しかし昔と異なり最近の列車車両は座席が格段によくなった。JR東海エリアにはベンチシート(正式にはロングシート)の車両が多いが、以外ではクロスシート(車両の長手方向と交差(クロス)する方向に並んで着席する)が多い。(JR北海道では冬季の配慮からかボックスシートであった)年間3回の青春18きっぷシーズンには多くの愛好家が行き交う。最初に東海道線に乗ったときは、京都から東京まで都合8本乗り継いだ列車にほぼ同じ車両のメンバーが移動しこんなに青春18きっぷの利用者が多いのかとびっくりした。
参照 鉄道車両の座席 - Wikipedia

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岩木山

 

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山形新庄写真館?

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鶴岡・藤沢周平記念館

青春18きっぷで走破した路線は東海道線飯田線・山手線・中央本線上越線北陸本線奥羽本線陸羽西線陸羽東線信越本線北陸本線・相模線・横須賀線・南部線・埼京線予讃線一部・東北本線一部・総武本線一部・羽越本線石巻線五能線津軽海峡線函館本線 (本線・支線の別は定義は不明瞭なので慣行にしたがう。本来は「日本国有鉄道線路名称」によるものだという。)
JR全線走破というサイトがある。乗りつぶしオンライン
ログインし自身で走破した路線を記録してゆく。

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羽越本線では集中豪雨で村上で足止となった。

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「へなし」と読む

飯田線乗車の時は5時間半同じ列車に揺られた。昼食も列車の中だった。乗車前は座り続けることを心配したが案外平気だった。先日も連れ合いと話をしていた。東京まで2370円で行けるなんてほんとにありがたいな・・。

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飯田線3県境

そんな青春18きっぷで乗れる路線が徐々に少なくなってゆく。線路自体の廃線もあるが、最近は新幹線の開通にしたがって在来線第三セクターに譲渡するというパターンが多くなった。今年の北陸新幹線開通に伴って北陸本線金沢駅から倶利伽羅駅までをIRいしかわ鉄道、倶利伽羅駅から市振駅まではあいの風とやま鉄道がJRより経営を引き継いだ。

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日本三大車窓の一つ・姥捨駅

そしてついに来年3月北海道新幹線開通によって津軽海峡線青春18きっぷで通過できなくなる。北海道の木古内駅から青森・蟹田駅までの間は、青春18きっぷでこの区間を走っている特急「白鳥」に乗ることができるという特例があった。しかしこの区間が新幹線専用になることでその特例が廃止される。

http://digital.asahi.com/articles/ASH6L42LCH6LIIPE00F.html

これはいわば象徴的な出来事、つまり北海道から九州まで連続して青春18きっぷで走破できなくなるということで、東北から北海道を目指していた老青春18きっぷ愛好家としては残念でならない。昨年暮れに小樽から函館本線で函館、そして木古内から蟹田、青森までを乗ったことが記念になった。

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北海道駒ヶ岳

今後北海道へはフェリーでということになりそうだ・・。



 

REMEMBER3.11