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紙つぶて 細く永く

2014年6月以前の記事は元のBlog(OCN)からinportしたものそのままです。鋭意改善中です。<(_ _)>

仏人類学・歴史学者のエマニュエル・トッド インタビュー

表現の自由は絶対でなければいけません。風刺の自由も絶対です。つまり、シャルリーにはムハンマドの風刺画を載せる権利があります。
そして、フランス政府にはそれを守る義務がある。だから治安を担う内務相の責任は大きい。常駐の警官が1人ではなく3人だったら、あれほどの惨事は防げたでしょう」
「一方で私にも誰にでも、無論イスラム教徒にも、シャルリーを批判する権利がある。イスラム嫌いのくだらん新聞だと、事件の後も軽蔑し続ける権利が完全にあるのです」

 ――でもそれを口にしにくい状況でした。国中が「私はシャルリー」一色になりましたから。

「事件後の私たちは、酔っ払いが馬鹿を言っただけで捕まり、8歳か9歳の子が(学校での「テロ称賛」発言の疑いで)警察に呼ばれる国に暮らしています。
国内メディアから20件ほど取材依頼がありますが、すべて断りました。何の得にもならない、心置きなく話せる環境ではないと感じるからです。本来は大統領さえののしれる国ですし、私もそうしてきましたので、この現実は耐えがたい。
人々の感情が高ぶっていては安心して自由に話せません」

「お宅での取材は2回目。いつにもましてくつろいだ様子で、はき慣れたジーンズから青いシャツがはみ出している。
髪をかき上げながら、機知に富んだいつものトッド節だ。ただ今回は、ある種の覚悟を感じた。
国内メディアに口をつぐみ、外国の新聞に語り続ける境遇を、ナチス占領下の国民に英BBCから抗戦を呼びかけた先人になぞらえる。
国を代表する知識人にそうまで思わせるフランスは、やはり正気を失いかけているのだろうか。あの大行進に参加した一人として考え込んだ。
個人主義の権化のような国にして、これである。
社会が一色になりそうな時こそ、もろもろの自由や理性は大丈夫か、覚めた目を光らせたい」冨永格(朝日新聞

共感する。
しかし、外国メディアでしか語れない。その現実があることに非常に共感する。
言葉はすべてを凌駕する場合がある。

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 Emmanuel Todd 1951年生まれ。英ケンブリッジ大学博士。家族制度や人口による社会分析で知られ、70年代にソ連崩壊を予言した。



 

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