紙つぶて 細く永く

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雪の津軽Ⅲ章

東北巡礼

小樽から函館経由 スーパー白鳥38号で青森の宿には夜7時台についた。荷物を下ろし、夕食に出かけた。
ホテル推薦の鮨屋「大黒寿司」

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店に入ると威勢のいい「らっしゃい」の声で大将の前のカウンターが指定された。80歳近くではあろうか、その大将がぎろりとした眼を光らせる。品書きには特上と上の握り寿司程度しか書いていない。
すでに座っていた同じカウンターの常連客?からは威勢よく「大トロ」「中トロ」や「ホタテ」そしてなぜか「納豆巻き」の声がかかる。一品の名前がないので、「上握り」を注文。イカ、マグロ、白身、えび、ホタテと出てくる。吸い物付きで「ん、旨いね」と語り合い、ほどなく連れ合いと「近大マグロ」の話題となった、そのせいかわからないが突然「上がり」=お茶が出てきた。くだんの大将が気を悪くしたのかもしれない。これはもう終わりだよということなのか。
それにもめげず、最後に中トロを注文した。これが旨かった。「大間」かどうかはわからなかったが、自身で「大間」の中トロを食べたとしておく。店の若い人に聞くと大黒寿司は12月29日でカウンターの営業は終了で明日30日からは大晦日正月用の持ち帰りすしのみになるとのこと。各地では年末年始に寿司を食べる習慣が多くあるようだ。昨年行った新潟でもそうであった。私の地域で年末新年といえば年越しそばとお雑煮、おせちであったが・・。
*係留されている青函連絡船 八甲田丸

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30日は朝8時2分青森発の「リゾート白神青池」
ホテルから青森駅に向かう途中、お父さんと小さな子供が楽しそうに会話をしながら前を歩いていた。のちに秋田の駅で同じ親子ずれに出会い話をすることになる。
リゾート白神は昨年も乗車した。今回は逆コースで上り。

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雪を求めて津軽へと着たが雪はそんなに多くはなかった。青森から弘前へ、「白神」は弘前で折り返し五所川原へ着く。このあたりも雪の多いところ。
リゾート白神では五所川原を過ぎると車内展望車で待望の、津軽三味線の生演奏がある。

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高橋竹山初代の「レコード」をよく聞いた。そのころから「ジャジャーン」と太棹がなると、ぶるっと震えた。演奏は下記へ



生で聞くと迫力が異なる。また三味線二本による演奏でさらに胸に響く。津軽の地域性と雪が相まってその中で聴く津軽三味線がなぜか郷愁を盛り上げる。

この演奏会場にも青森であった父子が来ていた。5歳「ゆうしん」君。初めてなのかこの演奏を怖がっていた。

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雪の津軽Ⅳ章  に続く

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