紙つぶて 細く永く

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雪の津軽Ⅰ章

東北巡礼

2014年12月は月初めから多忙だった。多忙の中なぜか雪を見たいと津軽を目指した。津軽の雪とくれば津軽鉄道ストーブ列車だ。ストーブ列車のダイヤに合わせて計画をする。
年末の休暇を利用するので日程は4、5日可能。しかしJRそれも青春18きっぷで考えるとどうしても津軽までに2泊は必要になる。そこで舞鶴からのフェリー利用に落ち着いた。これで一泊を短縮できる。
予定を組んでみる。
フェリーは毎晩0時30分に舞鶴を出る。小樽着は同じ日の夜20時45分となっている。小樽ではホテルに泊まるだけになる。翌日の行程は小樽から青森五所川原まで行けそうだ。小樽発は8時7分。五所川原着は21時57分。この日も宿に泊まるだけになりそうだ。宿も空いている。
そして翌日9時21分発の津軽鉄道151列車が「津軽中里」往復で五所川原11時12分着。
とここまで計画して、気が付いた津軽鉄道151列車には☆マークがついている。よく読むとこのマークの列車は、12月31日から3月31日まで「ストーブ列車」としての運行。当初の日程27日深夜出発の予定を28日深夜出発に変更し、宿の手配をした。
しかし残念ながら30日からは年末で混みあうのかどこも宿が取れず。計画は宙に浮いた。半分仕方なく「ストーブ列車」は諦めた。
結果 舞鶴から28日出発フェリーで小樽へ 29日小樽宿泊からJRで函館経由、青森へ 30日青森宿泊から2回目乗車となる「リゾート白神」で五能線経由秋田へ さらに大曲から田沢湖へ 田沢湖宿泊、31日の予定は秋田新幹線で東京へ出るもよし、あえて決めなかった。

そして27日夜遅く出発。

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東舞鶴駅に23時12分最終で到着 歩いて前島ふ頭へ30分ほど(この時間なので歩いている人には出会わなかった)フェリー乗り場に着いた時すでに乗船は始まっていた。
船室はもっとも安い「ツーリストA」 予約の時に2段ベッドの下段を二つと伝えていたので、ベッドは入口近くになった。2段ベッドの向きは交互になっている。

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船内の売店で販売されている「北海道限定」が旅情をそそる。
船内にはレストランや売店があり、また大浴場も用意されている。朝食はレストランでと思っていた。一寝入りしたあと、朝8時からレストランが開くとアナウンスがあった。ベッドで本を読みながらそろそろと考えていると、再度アナウンスがありレストランのオープンは9時までとのこと。慌てて駆け込んだ。レストランはそれぞれ朝8時から9時、昼12時から1時、夜6時から7時と各1時間だけの開店となっている。この時間帯でバイキング方式による食事となりゆっくりもしていられない。
朝に「学習」したので、昼の時間は12時少し前に出かけた。するとすでに長蛇の列。並んでから食事をとるまで20分ほどもかかっただろうか。慌てて食事を終えた。

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午後はのんびり読書と大浴場そして昼寝。

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*「あかしあ」とのすれ違い
「約3分後に姉妹船あかしあとすれ違います」と船内アナウンスがありあわてて甲板に飛び出したが、遅かった。遠くに船尾が見えるだけ。日中は水平線が見えるだけの海なのでこのすれ違いがイベントの一つになっている。またこの時間に合わせて船内でビンゴ大会が催された。

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小樽着が夜の8時45分の予定。夕食は摂れないと思い、船内で北海道限定ビールとカレーの夕食。
フェリーはよる8時45分定刻通り小樽着。

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「着岸」は時間通りであったが、下船には時間がかかった。そして小樽は雪が深かった。そのため小樽フェリーターミナルからは1kmほどの宿まで歩く予定だったが変更し、9時30分小樽フェリーターミナル発小樽築港行きの最終バスに乗り宿に向かった。
ホテルは最寄りのバス停「小樽築港」から100mほどであったが、歩道の両側には雪の壁ができていた。

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宿泊は「GrandPark小樽」18階のホテル。この予定を決めた時、28日宿泊の手配ができなかった。直前に偶然とれたホテル。すごいロケーションだった。
部屋からの夜景

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小樽の夜は明るかった。
続く予定

雪の津軽Ⅱ章 - 紙つぶて 細く永く

 



 

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