紙つぶて 細く永く

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近況

過日、京都の愛宕山に登った。
立春後とはいえまだ冬のような寒さが続いていた。
最近ハイキング靴とストックを買った連れ合いが、しきりと山に行きたがった。
そこで私も30年前に履いたきりになっていたキャラバンシューズを探し出し、お付き合いした。
目指すは愛宕神社 標高924m。JR保津峡駅から水尾へでる。
この間3.5kmとあった。
JR保津峡駅からはバスがでているが、足ごなしに約1時間歩く。
水尾はゆずの里あちらこちらにゆずの木が散見される。季節外れであるが少し残っている木もある。

「明智越え」という興味をそそられる標識があったが帰ってからWebで調べるとハイキングコースでかなりのサイトがあった。
水尾小学校のよこが登山口で登り始める。
登山道には前日の雪がまだ残っている。
少し厚着をしてきたため登り始めてすぐに汗がでてきた。カーディガン1枚を脱ぎザックに入れる。
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途中早くも下山者と2度すれ違った。山頂の様子を聞くと、「数センチの積雪です」とのことであったがいつものスニーカーでなくてよかった。
時折粉雪が舞う中を登ること2時間愛宕神社に到着。山頂は10cmほどの積雪。数人の登山者が昼食をとっていた。
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われわれはトイレと少しの休憩で下山開始。黒門あたりでさらに登ってくる登山者がた大勢いた。
この時期は雪を考えるか否かの判断が難しいのであるが、それでも中に革靴での登山者がいたのには驚かされた。
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水尾別れで今度は清滝への下りである。ぞくぞくと歩こう会のようなグループが登ってくる。半数以上がスニーカーであった。
もちろん連れ合いはストックを使いながら下る。それでも2度ほど転んだ。偉そうにいっていた私も1度転んだ。
水尾別れから下り始めた最初に下山者を一人抜いた。その下山者もストックを使いながらゆっくりと下るのであるがこれがしたたかで
抜いた後スピードを上げ後をついてくる。差が開かない。競うように清滝まで降りた。そして最後に連れ合いは抜かれた。

清滝からは京都バスに乗り河原町三条へでた。この京都バス64号系統がすごい。清滝から大覚寺を経て、渡月橋をわたり阪急嵐山駅
さらに再度渡月橋をわたり三条通りへ入る。広隆寺から太秦映画村前を通り丸太町を東へ、二条駅から御池通に入り市役所前へ、そして河原町四条から
川端四条へ最後に京阪三条に着く。ざっと乗車時間は1時間強 これで運賃270円。
眺めはともかく他の路線ならこれだけの時間乗れば600円以上はかかる。

感心しながら河原町三条で降り、目的の「珉珉」へ入った。薄皮の餃子、いかと青梗菜炒めetc遅い目の昼食。旨かった。
これで半日なかなか良いコースであった。
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後日東京の従妹からゆずならぬ甘夏が送られてきた。