R君久しぶりに便りをします。
元気にしていますか。
今日あたりから冬の厳しい寒さが緩み、春だなと感じられる日が続きます。
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君の好きな将棋、変わらずに練習していますか?
君もよく知るように将棋はとった駒を再び使えるという「持ち駒」があります。
日本の将棋独特のルールのようです。
古くからチェスや囲碁将棋などのルールは、パソコンのシステムとってになじみがよいということからパソコンで対決する仕組みが作られました。
しかし、将棋の「持ち駒」は一工夫いるルールだったようです。
一度とられた=死んだ「兵士」が生き返ってしかも敵の兵士として登場するのです。
その将棋もこの春日本の将棋連盟猛者プロ棋士とコンピューターソフトが5対5の団体戦でぶつかり合う第3回将棋電王(でんおう)戦が、3月15日に開幕されました。
過去2回とも敗れている棋士側は実力上位の高段者をそろえ、雪辱を期すということです。
常識を超えた手を繰り出し人間を翻弄(ほんろう)してきたコンピューターの勢いを止められるかがこの大会の注目点です。
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パソコン側の特徴
[疲労しない事による強さ]
人間は疲労するとミスがでやすくなるが、コンピュータは人間と比べると殆ど疲労しない。
持ち時間の長い将棋で終盤になると、疲労しないコンピュータが相対的に有利になる。渡辺明竜王は順位戦(1日制で持ち時間6時間)だと
「だんだん眠くなってくる」と言っている。人間と違いコンピュータは眠くならないし、睡眠をとる必要もない。