紙つぶて 細く永く

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ヨコワ

久し振りに「グルメ」を。
京都では多くの美味い店が紹介されているが、京都郊外となるとおおいに限られてくる。しかし、「丹波」という冠がつくとまた興も異なるごとく本屋の店頭にガイド本が並ぶ。その丹波にあるのだが、紹介されたことが無い「店」を

私は「よこわ」注1が好きで店主も覚えてくれた。
席につくと、「今日はよこわがお勧め」と一声。

まずよこわを注文。もちろん刺身であるが出てきてびっくり、「トロ」であった。

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よこわの刺身は好んで食べるが、このような「大トロ」は見たことが無い。
舌にのせると、甘さを感じる。
明治以前はマグロのトロもゴミあつかいであったそうだが、冷蔵庫の無い時代、「足の速い」トロは食べる前に腐っていたのだろう。
しかし最近は幼子でさえ、すし屋に入って最初に獲る(獲るのは回転寿司・出てくるのがカウンター寿司)のはマグロ・トロである。
赤貝の刺身」と「牡蠣の油いため」、「わかさぎのてんぷら」、「鉄火巻き」等をいただきビールから焼酎締めにワインと思わずアルコールが少し入りすぎた。
難点は、「久保田」を置いてないこと。
(何度か店主に勧めたが、購入ルートが難しく駄目のようである)

京都駅から40分、駅からさらにあるいて20分ほど。交通の便は良くないが店は多くの地元?の食通が来ている。
値段は少し張るが、月に1度は訪れる居酒屋旧名称「ビスク」
ビスクのころ昼食を食べに通ったのが最初で、いまは無いがその頃には「イタリアン」もあった。
そのパスタが私には良く合った。刺身とパスタ、ほど良い組み合わせだった。
何年かまえに、和食専門店にかわり京都中央市場まで仕入れに行くそうである。
そのせいか魚の味も一段と増し、各地の旬が店に並ぶ。

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店主のつれあいが笑顔の素敵な美人でアルコール担当。杯が進む理由もここにあるのかもしれない。
よこわ(トロ)刺身は1150円であった。

注1 クロマグロ(黒鮪)
学名 Thunnus orientalis (Temminck et Schlegel, 1844)、英名 Pacific bluefin tuna
全長3m・体重400kgを超える。
本種・タイセイヨウクロマグロ・ミナミマグロの3種はマグロ属の中でも胸鰭が短く、
第二背鰭に届かない点で他種と区別できる。日本近海を含む太平洋の熱帯・温帯海域に広く分布する。
地方によっては若魚をヨコ、ヨコワ(近畿・四国)、メジ(中部・関東)、ヒッサゲ、
成魚をホンマグロ(東京)、シビ、クロシビ(各地)などと呼ぶ。
希少価値も高く最上等種とされ、高価格帯で取引されている。
魚体の色と希少価値から「黒いダイヤ」とも呼ばれる。(Wikipediaより)