紙つぶて 細く永く

2014年6月以前の記事は旧Blog(OCN)からinportしたものそのままです。鋭意改善中です。<(_ _)>

近未来「神国万歳」

日本人として東北を思いやらねばならない
同じ列島に住むものとして
同じ市民としての苦しみを解らねばならない

苦難だけを東北に負わせていいのか
苦難はかれらに押しやり、自分たちは満足な生活を過ごしていいのか
苦難とセシウムとを避け
今までの生活を守れといえるのか

東北から次男三男を呼び寄せたのは誰か
セシウムを避け電力を甘受していたのは誰か
甘受していた東京電力から
IHといわれてエネルギーを買っていたのはだれか
帰宅の足が奪われたといって
タクシーを求め、大枚をはたいて帰宅したのはだれか
自らの先祖を守るために
他人の先祖を押しやるのはだれか
身内の子孫をまもるため
通学路の放射線を放置するよう求めるのはだれか

いままでの政策を放棄し
己が政策の結果を糾弾するのはだれか
それに協力しグルになるのはだれか
一致しわが陣営にまず強い補償を求めるのはだれか
この混迷を機に憲法改正をも目論むのはだれか

口を紡ぐのはだれか
「村」とよばれ究明を忘れたのはだれか
8月15日をさかいに神国万歳から米国万歳に変わったように
「危険でした」と告げるのはだれか
「記者も被災者でした」と記事にする神経はいかがか

鳥は謳い
花は実を結び
日々秋は深まり行く
遠く被災地にも
原発にも
九州にも等しく季節は移ろい変わり行く

「ユーフェミズム」(表現を和らげてほしい)
「敗戦」を「終戦」、「占領軍」を「進駐軍」、「米国追随」を「日米協力」、
「侵略」を「侵攻」さらに「進出」、「検閲」を「検定」
「スリーマイルズ島原発の事故は、原子力発電がもつ危険性を明らかにし・・」を
「安全運転に対し多くの教訓を与えた」

フクシマは初期から勇気ある50人を初め対策部署により適切な対応がとられ、
東京電力も自らの資産や年金をなげうって復旧にあたり、技術立国日本として原子力村といわれた
最強の技術陣がここぞとばかりに、「事故機材一式」を穴に埋め、国民の批判もなんのその
無事終息を見た。
やがて原子力立国となった日本は世界中に「原発」を輸出し前にもまして大いに繁栄を甘受
会社員は全員タクシーで帰宅できる、通勤手当が支給されることとなり
子孫がいなくなった状況下、夫婦二人にしては広すぎる4LDKで富士山を眺めるのであった。

岩井俊二サイト
http://iwaiff.com/201110/jp/friends/friends_after_311_movie_koide.html