紙つぶて 細く永く

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東日本震災

カテゴリーの発想2

「電気はみんなが使っているのにどうして(東京電力に勤める)お父さんだけが」悪くいわれるのか、と小学生が訴えていた。もし君が友だちと花火をするとして、君が「後の火の始末」の係りになったとする。花火はみんなが楽しむものだ。君はちゃんと火が消え…

これからどうする

「あれほど」の大事故を起こしながらこれまで原発を推進してきたあたまのいい人びとのうち、誰一人として頭を丸めることも、自分の全財産をなげうって被災者のために余生を捧げようと決心することもなかった。-これからどうする-沼野 充義* 大地震と大津…

東日本を訪れる 了

青春18きっぷの旅 東北を巡る 石巻から小牛田そして夕闇の松島を垣間見て仙台に着いた。仙台駅近辺で夕食をとろうと構内を少し歩いた。東日本震災から1年半近く経つが、駅構内の交番に行方不明者の掲示があった。思えば、いまだに3千名近くの方が行方不…

東日本を訪れる6

青春18きっぷの旅 東北を巡る 鶴岡を出発し東北横断です。朝8時過ぎ鶴岡駅案内所「みどりの窓口」で気仙沼まで行けるかと問合せした。なんなく時刻表を確認し「行けますよ」との返事。丁寧に乗り継ぎ列車の時刻表を印刷し手渡してくれた。陸羽西線で新庄…

東日本を訪れる5

青春18きっぷの旅 東北を巡る やっとのことで昼過ぎに鶴岡駅前のホテルに到着。 荷解きをした。午後かなり遅い到着を覚悟していたのでほっと一息である。このホテルには隣接してショッピングモールがある。昼食を兼ねてガイドブックを求めるためにショッピ…

東日本を訪れる4

青春18きっぷの旅 東北を巡る 新潟から鶴岡へ向かう。鉄道路線で140kmの距離。2時間半ほどの移動である。鶴岡に早く着いて、藤沢周平記念館を手始めに市内を巡るつもりである。8時過ぎに新潟駅に着くと羽越本線が不通との案内がされている。 新潟で…

東日本を訪れる3

青春18きっぷの旅 東北を巡る 列車は新清水トンネルへと進む。*このトンネルには国鉄初の地中駅、湯桧曽と土合駅が設けられました。特に土合駅は地上にまで階段で結ばれ距離にして約480m、高低差70mあり、ホームから地上まで486段の階段があります。将来…

東日本を訪れる2

青春18きっぷの旅 東北を巡る 無事第一日目列車のたびを終えた。 初日の行程 * そして夕食は念願であった、西荻窪の居酒屋「しんぽ」に入った。予約をしていたが、席はなんとロフト(立ち上げれないほど低い天井の2階)胡坐をくみながら何点かつまむ。こ…

代々木公園「さいなら原発」・官邸前反原発集会

これらの 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。【撮影:野田雅也(JVJA)】または【(cc) NODA Masaya / JVJA】

質問の流儀

このところ講演会(を聞き)に行く機会が多い。中身もさることながら、講演会の形でこれは?というときがある。皆さん期待をもって、ある事についての先達の話を聞きたいと集まるのであるから、身を乗り出して聞いている。中でもそういう思い入れの一層強い…

エネルギー感覚

エネルギーについて 昨年来東京を訪れる機会が数度ある。東日本震災から2ヶ月後に訪れた。そのときに町の様子が以前とは全く異なっていた。各商店のネオン看板は消灯され、駅の照明も暗かった。特に驚いたのは、スーパーの看板照明が消され店内照明も暗かっ…

再稼動受け入れの本音

関西電力大飯原発3、4号機の安全性を技術面で検証する福井県原子力安全専門委員会が10日、県庁で開かれた。政府が示した暫定的な安全基準を妥当と評価し、3、4号機の安全は確保できているとする内容の報告書案を了承した。 県専門委は午後3時半から県…

ふるさと

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矛盾をどう克服するか 災害と防災学

災害と情報学というシンポジウムを聴きにいった。3.11の災害を受けて「情報学」という立場から防災・減災について考えるというのがテーマ 講演者はGoogle・ITSJapan・Wethernews・NHK大阪各社の代表主催は京都大学大学院情報…

最近読んだある本から2

原発はクリーンで炭酸ガスを出さないから石油を使用する火力発電にくらべて地球環境にやさしいと主張され始めたが、ブラックジョークとも言うべきこのような言説が無批判に復唱されている。原子力は稼動にともない放射性廃棄物を生みだすだけではない。燃料…

最近読んだある本から1

1960年は安保闘争の年でもあれば、三池闘争の年でもあった。三池闘争は日本資本主義が石炭中心から石油中心へとエネルギー政策を変換しようとすることへの抵抗であった。同じ年に東京大学工学部にはじめて原子力工学科が設置された。1958年に原子力…

近未来「神国万歳」

日本人として東北を思いやらねばならない同じ列島に住むものとして同じ市民としての苦しみを解らねばならない*苦難だけを東北に負わせていいのか苦難はかれらに押しやり、自分たちは満足な生活を過ごしていいのか苦難とセシウムとを避け今までの生活を守れ…

原子力の欺瞞

ディーゼル・エンジンは二十四時間ずっと燃料となる重油を外から供給し続けてやらなくては動かないが、原子炉の方は年に一度の補給だけで熱を出し続けるのだ。言ってみれば、原子炉というのは下りの坂道に置かれた重い車である。必要なのはブレーキだけで、…

悲しき東北

福島県の警戒区域の中から写真取材が送られている。http://www.1101.com/fukushima/index.html*なぜ報道専門機関ではこれができないのか不思議だ。*4機とも点灯していない信号機、ナトリウム灯だけが点るトンネルが続くそのなかに機器の故障かナトリウム…

東北と京都

東北京の夜空照らしたかった 陸前高田市で被災松で迎え火 約50人の遺族らが迎え火を見守った。「お父さんは最高の父です。ありがとう」「前へ前へ行くぞ」「絆」――。燃やされた333本の薪の一本一本には、津波で亡くなった人への思いや、復興に向けての…

五山送り火騒動

やはり疑問が残る。被災木を護摩木にして燃やすということにそう抵抗はないと思うが、本当の抵抗は被災地から護摩木すなわち放射能被災した松を運んでくることにあったのではないか?しかし、検査した結果被災木から放射能値の検出はされなかった。すなわち…

東日本震災から5ヶ月

東日本震災から5ヶ月やはり一つひとつのことを思い出さない訳には行かない。高橋卓志「南相馬農業高校体育館には100体近いご遺体が安置されていた。柩の窓が閉じられたものは身元が確認された方。身元がわからない方の窓は開けられたままだ。100体もの…

1万柱の灯篭流し

川開きほんの少しだけゆれながら押し流されて記憶が笑う

村上春樹:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文

「非現実的な夢想家として」 僕がこの前バルセロナを訪れたのは二年前の春のことです。サイン会を開いたとき、驚くほどたくさんの読者が集まってくれました。長い列ができて、一時間半かけてもサインしきれないくらいでした。どうしてそんなに時間がかかった…

いのちある文章

「かって見たことのない光景だった」「そのほとんどががれきで覆われ」「一見、普通のまちに見えた」「見逃さず発信していきたい」「津波との戦いは運命付けられていたことだった」「そんな人々の営みを」*釜石市から大槌町に抜けるトンネルから、サイレン…

吾れ日に三たび吾が身を省みる

もう言葉さえ失ったという気分ですが、いまどうしても強く指摘したい。その気分を、山口二郎さんに代弁していただきます。*菅政権には、速やかに二次補正予算を編成し、被災地の復旧のために惜しみなく予算を投入することが求められる。財源をどうするかは…

代議士

「情けない」代理人を選んでしまったという後悔を抱きながら、 ガラガラポンも出来ないもどかしさの中、すぐれて市民はより良き社会の構築を目指す。*彼らは選良なのであろうか?混迷の中以後「選悪」に統一される。

何度でも喚起する

新聞報道によると関西電力管内でも、原子力発電の定期検査後再稼動できない可能性が出て来たことで今夏の電力不足が心配される事態となった。 * そこでJR西日本さんよ、下記善意ある車内放送をし省エネを乗客に促そう。 「いま日本は省エネ、電力削減の必要…

震災後

震災の後で、東日本でも東北と東京の思想的分断が指摘されている。反原発と親原発の怨念にも似た対立が指摘されている。*しかしそれは、なにも東北と東京だけの対立構図ではない。それは、京阪神と福井県にも言えることであり、いわば結果として人口数比に…

伝えるとは

数多くの情報が飛交う中で、メディアの真価が問われている。何を伝えるか、数多くの情報が飛交う中でまずその選別時点から判断能力が問われる。*その情報は、複数の情報源からのものか、そして、真実にどれだけ迫っているか、これが重要真実に肉薄したこと…